赤ちゃん・子どもの病気
百日ぜき
百日ぜき菌の感染で、せき発作が発作が長い間続く
こんな病気
コンコンコン・ヒューヒュー、特徴的なせきがでます
百日ぜき菌に感染している人のせきやくしゃみによって、百日ぜき菌がほかの人の鼻やのどに入り込んで感染する、伝染力の強い病気です。百日ぜきの免疫はお母さんもらってこないため、6カ月以内の赤ちゃんでもかかります。
潜伏期間は約1〜2週間。熱はでません。最初はせき・くしゃみ・鼻水などかぜに似た症状が出て、せきが1〜2週間続いたあと、コンコン、コンコン・・・と10〜20回くらいたて続けにせきが出てきます。せきが終わるときに一気に息を吸いこむので、ヒューという音が出ます。このようなせきを「レプリーゼ」といい、百日ぜきの特徴です。
1回のせき発作は2〜3分で、それが2〜5回ぐらい連続し、1日に2〜10回ぐらい出てきます。せきは夜間に多くでますが、発作と発作の間はケロリとしているのが特徴です。
こういった状態が3〜4週間続いたあと、2〜3週間かけて回復していきます。せきをしおわると、ねばっこいたんが出ますが、赤ちゃんは飲みこんでしまうので、わかりません。激しくせきが続くために呼吸ができなくなり、チアノーゼになることもあります。
治療と家庭でのケア
抗生物質を使います
百日ぜきの初期ならば、抗生物質を使用するとその症状は軽くすみます。月齢の低い赤ちゃんは入院して、点滴で治療します。
せきをした拍子に吐いてしまうことがありますので、少しずつ何回かに分けて飲ませたり、食べさせたりしてます。せきは夜中に出ることが多いので、夕食を早めにすませ、食べ物が胃の中に残っていないようにしましょう。この病気は、季節に関係なく発病しますが、冬のかぜと間違えられやすいので、病気の特徴(せきの出方)をよく知って、早めに発見できるようにしましょう。百日ぜきという名のとおり、経過の長い病気です。子どもも不安でいっぱいですから、なるべくそばにいてあげましょう。
百日ぜきは、予防接種で予防できる病気です。月齢が低い赤ちゃんがかかると症状が重くなりますし、せきはとても体力を消耗させます。早めに3種混合(ジフテリア、百日ぜき、破傷風(はしょうふう))の予防接種を受けてください。接種の時期などは、かかりつけのお医者さんと相談して決めましょう。