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 ベビー > 赤ちゃん(0-2才) > 赤ちゃんの体の発達AtoZ <おすわり編>


 最初は背中をぐにゃりと曲げてすわっていた赤ちゃんも、少しの間なら、ママの支えがなくてもひとりでおすわりできるようになってきたのでは? ねんね時代もそろそろ卒業。ひとりすわりがじょうずになってくると視野がひらけ、両手を使って自由に遊べるようになります。赤ちゃんはどんなふうにおすわりができるようになるのか、そのプロセスを追ってみました。

「赤ちゃんの体と心の発達24カ月」(榊原洋一先生著・主婦の友社)より

おすわりで両手が自由になり、指先の繊細な動きも発達
★7〜8カ月になると、おすわりがじょうずにできるように

 おすわりは首すわりに次いで、赤ちゃんの運動機能の発達を知る大きな目安のひとつです。これは頭から足へと順に進んでいく赤ちゃんの筋肉や神経の発達が、背骨の末端まで届いて、骨盤を支えて体のバランスをとることができるようになったしるしだからです。
 生後4〜5カ月ごろになると、両手を前についてなんとかおすわりの姿勢がとれるようになりますが、まだまだ不安定で、倒れることも多いでしょう。6カ月ごろには、少しの間ならひとりですわっていられる赤ちゃんも多くなります。そのかわり、最初のうちは、背中をグニャリと丸めて前かがみになったり、両手をついてかろうじて体を支えたり、かと思うとバランスをくずして後ろにひっくり返ったりして、なかなか自分の思うようにはならないものです。
 7カ月ごろになって、ようやく背筋がまっすぐに伸びてだいぶ安定してきます。徐々に筋肉や神経が発達してきて、危なかしかったおすわりも、このころになるとほとんどの赤ちゃんがじょうずにできるようになります。お母さんが体を持って支えてあげなくても、もうグニャリと背中が丸まることもないし、後ろにひっくり返ることもなくなるでしょう。
 そして、8カ月になるころには背筋をまっすぐに伸ばした安定したおすわりができるようになります。筋肉や神経の発達がお尻まできて、骨盤を支え、体のバランスをとることができるようになったのです。おすわりのまま体をひねったり、両手を使いこなせるようになれば、おすわり上級者。このころになると、ねんねの姿勢からおしりを持ち上げて、自力でおすわりできるようになります。

6カ月ごろになるとおすわりも少しの間ならできるようになります。でも、まだ支えがないと、背中がグニャリと前かがみに。

外に積極的に連れ出して、いろいろなものを見せてあげましょう。 ただし日焼けには注意。
★おすわりをすることで、高さや奥行きを感じられるように

 ねんねのころの赤ちゃんが見る世界は、平面的であまり奥行きのないものでした。それが、おすわりによって視点が高くなり、視野がグンと広がることで、奥行きや高さを感じることができるようになるのです。 
 たとえば、今まではおもちゃを手にとって口に運ぶという一連の動作もたどたどしい感じでしたが、おすわりができるようになると、まずものを見て、その大きさや自分からの距離をはかりながら手を伸ばし、じょうずにつかんで口に持ってくるというような動作がスムーズにできるようになります。これは、目の前に広がる空間を立体的にとらえ、距離感がうまくつかめているからなのです。
 また、視野が広がることにより、赤ちゃんの好奇心が刺激されます。これが遠くにあるものをさわりたいという気持ちを起こさせ、発達の次の段階である、はいはいをするための刺激になるのです。

★おなかをつけたずりばいも、このころから始まる

 おすわりができるようになると、寝返りでゴロンゴロンと移動するだけでなく、目の前にほしいおもちゃなどがあると、腹ばいの姿勢からおなかをつけたまま、ずりばいで前に進む赤ちゃんも出てきます。手に力を入れて突っ張るために後ろにあとずさりしてしまう赤ちゃんもいます。いずれにしても、まだ手をうまく交互に出すことができないので、ちゃんとしたはいはいができるまでにはいたりません。
 赤ちゃんがはいはいをし始めたたときのスタイルは、どの子もみんなユニークです。大人から見れば信じられないような動きをするものですから、思わず笑ってしまいますが、当の赤ちゃんにしてみれば、これでも一生懸命なのです。どんなに不格好であろうと、やっと自分で動けるようになったということは、赤ちゃんにとっては画期的なことです。

目の前にほしいおもちゃなどがあると、ずりばいで進む赤ちゃんも出てきます。

★足の力も強くなり、支えると立つことも

 足の力も強くなり、両わきを支えてお母さんのひざの上でピョンピョンさせると、力強くけるようになります。
 また、腕を持って引っ張ぱるとスーッと立ち上がることもあります。
 お母さんやお父さんにとっては、わが子が寝返りをするようになった、おすわりができたということの一つ一つが、きっと大きな喜びでしょう。なにしろ、これらは目に見える成長のあかしですから。でも、赤ちゃんにとっては、寝返りやおすわりそのものが目的ではありません。これらはすべて「立って歩く」という最終目的を達成するための一つの段階にすぎないのです。このようにして、赤ちゃんはいま、歩くための準備を着々と進めている最中です。
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