赤ちゃんに多い目の病気(1)

眼科選びのポイント

眼科医の中には赤ちゃんの診察が苦手な医師もいます。近所の眼科では不安なときは、かかりつけの小児科医に相談し、小児眼科の専門医を紹介してもらうとよいでしょう。
正しい診断と処置がされないと斜視など手遅れになる病気もあります。眼科を受診して納得のいく説明が受けられない場合は、他院を受診してください。

斜視(しゃし)

黒目の位置がずれて見える

一見、斜視のように見えても問題のない場合がほとんどです。

原因&症状

片方の目の視力が極端に落ちてしまう心配が
遺伝、遠視、眼球を動かす筋肉のマヒ、脳や眼球内の病気など、斜視の種類によって原因は異なり、原因不明のことも少なくありません。斜視があると左右どちらかの目だけでものを見るので、見ていないほうの目の視力が極端に落ち、正しく発達しないことがあるので要注意。乳児期は、斜視に見えても実は正常な「偽斜視」の場合も少なくありません。

治療&ケア

めがねやアイパッチを使って矯正。手術が必要な場合も
遠視による斜視の場合はめがねで矯正し、治らない場合は両目でものを見る力の発達が妨げられないよう早めに手術する必要があります。弱視の傾向がある場合はアイパッチという眼帯で片目を遮断し、もう片方の目の視力の発達を促します。弱視になりにくい外斜視や上下斜視の場合、また視力や外見に問題がなければ手術せず様子を見ることも。

●斜視の種類

外斜視

黒目が外側に寄っているタイプ。新生児で黒目の位置が安定しないため、外斜視に見える場合も。一般的に3才以降に多く見られる。

内斜視

黒目が内側(鼻側)に寄っているタイプ。赤ちゃんに多いのはこのタイプの斜視ですが、実は偽内斜視で問題ないことも多い。

上下斜視

黒目が目の上側に寄っていて、目の下側に白目が見える状態を上斜視。反対に黒目が下側に寄っている状態が下斜視。

●どうやって判断するの?

1フラッシュをたいて、赤ちゃんの顔の写真を撮る。
21m以下の近距離と3m以上の遠い距離から、両方撮る。
3角膜(黒目)に映るフラッシュの光の反射を確認。
*赤ちゃんの目に負担がかかるので、近距離で続けて何度もフラッシュ撮影をするのはやめましょう。
目に問題がなければ、フラッシュの白い光は両目とも黒目の中心に映ります。斜視だと光が黒目の中心ではなくズレた位置に。新生児は目の位置が不安定なのでチェックは3カ月以降に。

●赤ちゃんに多い偽内斜視って?

赤ちゃんは目と目の間が広いため、黒目の内側にある白目が見えにくく、黒目が内側に寄っているように見えることがあります。これが偽内斜視。成長して顔立ちが立体的になってくると、寄り目には見えなくなります。

ふつう
外見上は内側に黒目が寄っているように見えます。

つまむ
しかし鼻筋を指でつまむと、黒目がちゃんと目の中心にあることがわかります。

結膜炎(けつまくえん)

ひどい目やに、充血、熱が出ることも

原因によって治療法が異なります。細菌性は要注意!

原因&症状

細菌、ウイルス、アレルギーが原因です
細菌感染、ウイルス感染、アレルギー性が主な原因です。細菌性は黄色っぽい多量の目やに、白目の充血、まぶたの強い充血や腫張が特徴。細菌性は重症化しやすいので症状を見つけたら早めに受診を。ウイルス性は目が開けられないほどの目やに、充血、発熱、耳の前のリンパ節のはれ、アレルギー性は目やには少なめで強いかゆみ、涙がたくさん出ます。

治療&ケア

登園はストップ、こすらせないよう気をつけて
原因に応じて抗菌薬や消炎剤、抗アレルギー剤などを用います。点眼薬、眼軟膏、飲み薬などは医師の指示どおりに使うことが大事。ウイルスには有効な治療法がないので、自然治癒するまで約2週間かかります。うつるので医師の許可があるまで登園は控えて。また目をこすると、細菌感染を併発する心配があるので、できるだけこすらせないように。

●アレルギー性結膜炎

上まぶたを裏返して見ると、強い充血と膨張が見られます。でこぼこした多数の小さな隆起も見られるのが結膜炎の特徴です。

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