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完全保存版

Part3 全身の病気編
■せき・ゼロゼロの出る病気 |
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急性喉頭炎(仮性クループ)
かぜのような症状から始まり、しだいに声がかすれて犬の遠吠えのようなせきをします。
容体が急変し、呼吸困難になることもあるので夜も、しっかりと赤ちゃんの 様子を観察する必要があります。
家ではせきがひどくならないよう加湿する、上半身を高くして寝かせるなどのケアを。 |
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ウイルスや細菌に感染して、気管の入り口にあたる喉頭に炎症が起こります。赤ちゃんや幼児に多い病気で、苦しそうなせきが出て、息を吸うときにヒューヒューという音がする場合も。
呼吸がしにくく犬の遠吠えのようなせきが
初めは発熱やのどの痛みを伴ったかぜのようなせきがあるので、「かぜ かな?」と思うことが多いのですが、しだいに声がかすれてきて、犬の遠吠えのようなケーンケーンというせきをするように! 喉頭部分は、気道の中でも狭くなっているので、ここに炎症を起こしてはれるとせきが出るだけでなく、呼吸がしにくくなり、ゼコゼコいったりします。しかも空気の通り道が妨げられるので、息を吐くときだけでなく吸い込むときにも音が出たり、せきが犬の遠吠えのようになったりするのです。 ひどい場合は呼吸困難になることも!
原因としていちばん多いのは、ウイルス(特にパラインフルエンザウイルスによる)感染です。しかし生命の危険を伴う細菌性喉頭炎もあるので要注意。ひどい場合はせきをしたあと、首の下や胸の部分がへこむようになったり、息が止まって呼吸困難に陥る場合もあるので、気をつけて! 急性喉頭炎が重症化して呼吸が苦しくなった状態は、喉頭ジフテリア(法定伝染病の一つ)の症状に似ているので、喉頭ジフテリアで起こった真性クループに対して、仮性クループと呼ばれます。
夜間に悪化するので要注意
昼間はたいしたことがないと思っていても、夜中になって急に容体が悪くなることがあるので、気をつけて。お母さんは油断せず、夜間の症状をよく観察するようにしましょう。急性喉頭炎の発作は、かぜの症状のある子どもが夜間に突然引き起こすことが多いもの。朝まで待ってしまうと、場合によっては呼吸が止まって死亡することもあります。ですから、早めの判断と対処が必要です。
ひどいせきと同時に呼吸がゼコゼコしたり、息を吸うときにヒーヒーと音がしたら、それは呼吸困難を起こす前ぶれです。呼吸困難になって唇や顔の色が紫色になるチアノーゼを起こしたら、一刻を争う緊急事態ですから、すぐに病院へ連れていきましょう。救急車を呼んでもかまいません。 |
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よくある仮性クループはウイルスによって起こる病気なので、特効薬はありません。かん高い特有のせきが出たら、とにかく早めに受診して、家庭でしっかりケアをしてあげることが大事です。
ホームケアではまず、せきがひどくならないよう室内の湿度は高めにしてあげましょう。加湿器を使ったり、やかんで湯げを立てたりなどの工夫を。寝かせるときは背中にクッションなどを当てて、上半身を高くしてあげると呼吸もラクになります。 赤ちゃんがむずがって泣くと、のどが苦しくなるので、あまり泣かせないような工夫も必要です。 発作が起きたら、ラクになるようにたて抱きに
発作が起きた場合は抱き上げて、たて抱きにしてせきが落ち着くまで待ちます。せきがひどい場合は、熱いシャワーを浴室の壁などに当てて湯げを立て、その中にしばらくいるだけでも、だいぶ楽になるはずです。 |
ぐあいが悪いのに、無理して新幹線に乗せて悪化しちゃった!
賢士くん(当時6カ月)・香代子ママ
| 1日目 |
前夜からケンケンというせきが出ていて熱は約39度。外出先から自宅へ帰る予定だったので、無理を押して新幹線に乗る。帰宅後すぐ救急病院へ連れていくが、正月休みのため当直の医師しかおらず、とりあえず処方の薬をもらって帰宅。一晩じゅうケンケンが続き、横にすると眠れないので、ずっとだっこ。 |
| 2日目 |
ケンケンというせきがひどくなったので、病院へ連れていくと仮性クループとの診断。吸入のケアをしてもらい、抗生物質を処方される。吸入のせいか、呼吸もラクになり少しは眠れるように。ただ夜はせきがひどくなり、眠れないようなので一晩じゅうだっこ。熱は38度台。 |
| 3日目 |
熱は37度台に下がる。ミルクの飲める量も少しずつふえてくる。でもケンケンとまだ苦しそうなせき。病院に行って吸入をしてもらう。上半身を高めにすると眠れるように。 |
| 4日目 |
病院へ連れていくと、吸入はもうよいとのことで、薬もかわる。鼻詰まりはひどいが、ミルクを飲む量はだいぶふえた。 |
| 5〜14日目 |
ケンケンとゼロゼロは続いているが、熱も36度台に下がり、機嫌もよくなる。鼻詰まりは鼻吸い取り器で取ってあげるとだいぶスッキリするみたい。3〜4日おきに小児科を受診し、薬を服用する。 |
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ママからのコメント
無理をして新幹線に乗せたので悪化したような気がします。喉頭炎はクセになるのかいまだにかぜをひくとケンケンします。 |
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ウイルス性の喉頭炎のよう、治ったのは自然経過でしょう
喉頭炎にはウイルス性と細菌性の2種類があり、とくにコワイのは細菌性のもの。急激に発熱して、発熱と同時に特徴のあるせきが出て呼吸が止まりそうになることも。この場合はたぶんウイルス性のもの。抗生物質のおかげではなく、自然経過で治ったのでしょう。新幹線内の乾燥した空気やタバコの煙で、悪化することもあるので注意して。 |
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いきなり39度の高熱!3日目から乾いたせき
H・Kくん(当時1才6カ月)・Kくんママ
| 1日目 |
朝から機嫌が悪く、体をさわると熱いので熱をはかると39度! 朝一番で病院に連れていきかぜ薬と解熱剤をもらう。 |
| 2日目 |
熱は37〜38度。せき、鼻水などの症状もなく、前日にくらべると本人もラクそう。 |
| 3日目 |
朝から軽いせき。午後から猛烈な乾いたせきをし始める。病院でもらったかぜ薬を飲ませつつ様子を見る。 |
| 4日目 |
乾いたせきはだんだんひどくなり、息つぎも苦しそう。夜中にのどの奥からゼロゼロという音がするので救急病院へ。吸入でせきがおさまり、帰宅。昼間に再度受診。気管支拡張剤、抗生物質、かぜ薬などをもらう。 |
| 5〜6日目 |
せきの回数が徐々に減り、治る。 |
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ママからのコメント
気管がもともと弱いらしく、かぜが悪化しやすい体質のようです。家では室内の加湿に気を配りました。 |
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特徴のあるせきがないし喉頭炎かどうかは微妙
急性喉頭炎の場合、ヒューヒューとかケンケンという音のせきをするのが特徴ですが、Kくんにはなかったようですね。もしかしたらゼンソク様気管支炎だったのかも。ゼロゼロも、息を吐くときだけなら気管支炎ですし、吐くときも吸うときもゼロゼロするのなら、急性喉頭炎だったといえるでしょう。 |
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