乳糖不耐症

Part4全身の病気編 ■吐く・下痢をする病気

乳糖不耐症

先天的に消化酵素がない場合と急性胃腸炎のあと、消化酵素が出なくなってしまう後天的な場合が。ほとんどは後天的なものです。

どんな病気?

ミルクや牛乳に含まれる糖質=乳糖は、酵素によってブドウ糖とガラクトースに分解されて、初めて体に吸収されます。この乳糖を分解できず、赤ちゃんが下痢をしてしまうのが乳糖不耐症。おっぱいを飲み始めて、すぐにすっぱいにおいのする水っぽい便を頻繁にする先天的なものと、細菌が原因の下痢が長引いて起こる後天的なものとがあります。

先天的なものは、腸の中のラクターゼという乳糖分解酵素が生まれつき欠けているため起こるもの。ほうっておくと脱水症状や発育障害を起こす原因になるので、早めに病院へ行き、医師の適切な判断に従ってください。

後天的なものは、ウイルスや細菌による急性胃腸炎で腸の粘膜がただれたり破れたりして、ミルクや牛乳に含まれる乳糖を消化吸収する酵素が出なくなってしまうというものです。乳糖不耐症のほとんどはこの後天的なもの、つまり急性胃腸炎のあとなどに起こる二次的な乳糖不耐症なのです。

ケアは?

うんちの様子がおかしい、下痢がいつまでも続くという場合はまず小児科を受診してください。そのときに便のついたおむつを持っていくようにしましょう。またうんちの回数、状態、色、におい、それから嘔吐や発熱など、ほかの症状についてもしっかりチェックしておいて、医師に報告するようにしましょう。

乳糖不耐症というのは、乳糖を含むミルクや牛乳などの乳製品が消化できずに起こる病気。ですから乳製品の使用をしばらくやめれば、特別な治療をしなくても自然に治ります。でもミルクは、赤ちゃんの大切な栄養源。むやみにやめると栄養不足になってしまうので、離乳が完了していない場合は適切なケアが必要です。対策としては出なくなっている消化酵素(ラクターゼ)の粉薬をミルクなどにまぜるという方法があります。また乳糖を含まない特殊なミルクに切りかえるという方法も。ラクトレス、ソーヤミルク、ボンラクトなどのミルクがそれで、薬局で購入できます。でもミルクを切りかえる必要があるか、切りかえた場合、いつまで特殊ミルクを使い続けるかは、医師が判断すること。お母さんがかってに与えたり、やめたりせず、きちんと医師の指示に従ってください。

読者の体験

栄養をとらせなくちゃと、せっせと授乳したのが裏目

紗彩ちゃん(当時8カ月)・美智子ママ
1日目 夜寝ていたのに突然嘔吐。小児科を受診し、吐きけ止めの座薬をもらう。
2日目 再度受診。待合室で待っている間にひどい下痢。「断定はできないけれど、ロタウイルスによる下痢」と言われる。
3~6日目 1日10回程度の下痢。
7~13日目 食欲はあるが、まだ下痢は続いている。
22日目 総合病院に連れていくと、無乳糖のミルクにするよう指示される。
24日目 健康な便に戻る。

ママからのコメント
最初の下痢で、乳糖を分解する酵素が流れたそう。食事ができないならおっぱいをと、一生懸命授乳したのが下痢を長引かせた原因だったと知りショック!

FromDoctor 後天的な乳糖不耐症、一時的にミルクをやめて

これはロタウイルスによる下痢のあとに乳糖不耐症が起きたのですね。こういう下痢が1週間以上続いたら、1~2日ミルクをやめてみるとよいと思います。その間はとりあえず塩分、糖分の入った赤ちゃん用の飲料を与えてみて、便の状態がよくなったらミルクに戻すとよいでしょう。

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