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完全保存版

Part4 全身の病気編
■吐く・下痢をする病気 |
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腸重積(ちょうじゅうせき)
腸の一部が重なり合ってしまいほうっておくと壊死を起こします。
発症から24時間以内のケアでほとんどが治ります。 |
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腸の一部が同じ腸の中にもぐり込んでしまう病気。ちょうど望遠鏡の筒のように腸の一部が二重(場合によっては、三重にも!)に重なり合ってしまうのです。多く見られるのは小腸の終わりの部分(回腸)に大腸が入り込むというもの。
生後3、4カ月〜1才ぐらいに起こりやすく、なぜ起こるのかその原因はまだはっきりとわかっていません。ただ突発性のものはウイルスが関係しているようで、かぜが治ったあとに起こりやすい傾向があるようです。またどちらかというと、体格のいい男の子の赤ちゃんに多く見られる病気でもあります。
最初は赤ちゃんの機嫌が悪かったり、ぐずったりすることで気づきます。痛みが強いと、ふつうの泣き方とは違うはげしい泣き方をしたり、いきなり吐いてしまう場合も! こうした症状はしばらくすると一度おさまりますが、5〜15分ぐらいすると、また不機嫌になり、泣きだしたりします。そして数分後にはウトウト……。こうした様子を繰り返すのが腸重積の特徴で、繰り返すうちに赤ちゃんはだんだん泣き疲れてグッタリとしてきます。この繰り返しの発作が見られたら、夜中でも急いで病院へ。ほうっておくと重なった腸の内側に血液が届かず、壊死を起こしてしまうことがあります。
また血便が出るのも、腸重積の症状の特徴。ただ病気の始まりには、血便は自然に出ないことが多く、病院で浣腸して初めて出ることも。血便は、最初は粘膜と血液が便の表面についた程度の軽いものですが、しだいにいちごジャムのように真っ赤な便に変わっていきます。 |
病院では、最初に超音波やレントゲンで腸閉塞の程度を確認します。治療の基本は浣腸。空気や薄いバリウムを肛門から腸内に入れ、重なり合ってしまった腸を元に戻すのです。腸閉塞の程度にもよりますが、発症から24時間以内に浣腸をすれば、ほとんどが無事に戻ります。
この方法で戻らない場合や腸のもぐり方がひどい場合は、急いで手術をすることになります。なかには原因が見当らず、腸重積を2〜3度繰り返すという子もいますが、こういう場合も1才過ぎれば治ってしまうことがほとんどなので、しばらくは様子を見ます。 |
転げ回るような痛み方にビックリ!
優真くん(当時1才11カ月)・亜弥ママ
| 1日目 |
朝、「おなかが痛い」と訴えるが、下痢もしていないので様子を見ることに。 |
| 2日目 |
1日3回の軟便。夕方熱をはかると38度前後の熱。 |
| 3日目 |
軟便を2回。熱は36.6度 |
| 4日目 |
未明より腹痛を訴えるが、すーっと寝入り、また目覚めると痛がる、を繰り返す。転げ回る感じで痛がるので夜間診療を受けるが、そのまま帰される。
翌日かかりつけの病院を受診。腸重積の疑いがあると国立病院へ救急車で搬送。すぐに高圧浣腸で整腸術を受け、入院。 |
| 5日目 |
退院。 |
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ママからのコメント
おかしいと思ったら、早めに信頼できる専門医を受診する必要性を痛感しました。 |
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最初はかぜ、腸重積は4日目から
3日目までは、きっとかぜをひいていたのでは? 上気道の感染から腸重積を起こすということも珍しくないんです。腸重積の症状は4日目からですね。この陣痛のような規則的な痛みは、腸重積の典型的なもの。ほんとうは夜間診療を受診した段階で、医師に見つけてもらいたかったですね。 |
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