卒乳・断乳 ~ もしも、断乳しないと…?

いつまでも母乳をあげていると精神的に自立できない?

数年前、アメリカのイリノイ州を中心に「乳離れ」の時期がちょっとした話題になりました。子どもが5才になるまで母乳を与えた母親に、子どもの感情発達を阻害させる可能性があるとして、子どもの親権を奪う裁決が言い渡されたのです(その後、母親がカウンセリングを受けるという裁判所命令に従えば親権を取り戻せるという裁決になりました)。

実際、5才まで母乳を与えていると、子どもの感情発達に影響するのでしょうか。「5才の子どもがまともに母乳を飲んでいたとしたら、年相応ではないですよね。5才にもなれば、自分は大きくなったというプライドもあるし、眠いときはひとりで寝る、昼間は何時間も親と離れて生活しはじめるのが普通。精神的に自立してくる時期です。たまに甘えておっぱいをまさぐる程度ならいいのですが。早い子なら、2~3才で“おっぱいなんて赤ちゃんみたいで恥ずかしい”という気持ちが出てくるはず」(渡辺先生)

いつまでもお母さんとだけかかわっていると、友だちと遊ぶなどしてほかから受けるはずの刺激が少なくなります。外からの刺激も子どもには大切なこと。ママとも授乳以外のふれあい方ができるはずですよね」(米山先生)

ところで、「断乳」「卒乳」「離乳」「乳離れ」……なんて言うの? どう違うの?

「“断乳”=“お乳を断つ”、ということ。ただ離れる『離乳』よりも、“離れたらもう戻らない”という強い意識がありますよね。イマドキはやさしめに『卒乳』とも言いますが」と米山先生。母子手帳には「断乳」という言葉が消え、お乳だけに頼っていた赤ちゃんが食事できるようになることを「離乳」と表現しています。「乳離れ」という言い方もできますよね。考え方によりこだわって使う専門家もいますが、どれも意味は同じで「おっぱいも哺乳びんも卒業すること」なんです。

※本特集ではもっとも一般的な「断乳」と表記しました。

ママ100人に聞きました!おっぱい? or ミルク?

母乳のよさが見直されている時代だけあって、ミルクとの混合派を含めればほとんどの人がおっぱいで育てているようです。ミルク派や混合派の中には「おっぱいの出が悪くて」「職場復帰に向けて哺乳びんからも飲める練習を」という人も。「夜だけはパパがミルクを」という人もいれば、「夜寝る前だけはおっぱいをあげないと寝なくて」という声もたくさんありました。

いつまでにやめたい?

まだ授乳中のママに、いつごろ断乳したいのか聞いてみると、いちばん多かったのは、やはり「なんとなく」の1才前後。「1才になるまでに」という意味で10~12カ月という声も目立ちました。逆に「3才くらいまではあげていたい」「最後の子だし、いつまででもほしがらなくなるまで!」なんて声も。このような考えを堂々と言えるママが増えたことも、最近の傾向でしょうか。

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