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初対面のあなたの友人が、あなたとあなたに抱かれている赤ちゃんにあいさつしようとします。あなたは友人に歓迎の様子を示しますが、赤ちゃんは腕を広げようとしません。それどころかあなたにしがみつき、肩越しにあなたの友人をチェックしようとじっと観察しているようです。
一生懸命になじませようとすればするほど、赤ちゃんはますますぴったりと、あなたにくっついてきます。赤ちゃんは、いわゆる人見知りを経験しているのです。どうして人見知りは起こるのでしょうか。赤ちゃんの心の中をのぞいてみましょう。
翻訳・まとめ/岩井満理
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人見知り、またはそれに近い分離不安は、6〜12カ月の子どもに見られる正常な行動です。これは、赤ちゃんの運動能力がどんどん発達し、外に向かっていくに従って、その分しっかりと戻るべきホームベースも確保しておこうという、ある意味では防衛的な行動のようにも思えます。

人見知りは、赤ちゃんが警戒心を持ち始める6〜12カ月の間に起こります。赤ちゃんは、以前はいろいろな人に抱かれるのを楽しんでいましたが、今はあなたにしか抱かれないようになってしまいました。ときには赤ちゃんのことを以前からかわいがってくれていた人にさえ、拒否反応を示すようになってしまうこともあります。
この社会的な行動は、正常かつ一過性のもので、あなたが自分の子育てのやり方を反省する必要もなければ、子どもが何かはっきりとした原因があって不安を感じているというものでもないのです。実際、最も安定して愛情を注がれた赤ちゃんはものおじせず、社交的な傾向がありますが、それでも人見知りの期間は見られます。
赤ちゃんは、赤ちゃん自身が他人を判断するときの基準をあなたに合わせていて、あなたの反応によって他人を評価します。赤ちゃんは、親であるあなたの目を通して他人を見るのです。赤ちゃんに、もっと公平で社会的な目を求めるなら、じょうずにそれを養ってあげなくてはいけません。

歓迎の笑みを浮かべて近寄ってくる人にはすばやくあいさつし、楽しい会話を始めましょう。赤ちゃんには、まだ距離を保っておく必要があります。しばらくは赤ちゃんを主役にせず、赤ちゃんがその他人を判断し、あなたがその人に親しい感情を持っていること、幸せな気持ちでいることを感じる時間を与えてあげます。他人に対するあなたの反応をベースにして、赤ちゃんは見慣れない人についてのイメージをつくります。その人があなたにとって大丈夫な人であれば、赤ちゃんも受け入れられるのです。
さて、それからはあなたがリードしましょう。「ナンシーおばさんよ。やさしい人よ」などと、第三者について適切に紹介します。一方、ナンシーのほうもしばらくは前に進んではいけません。あなたと赤ちゃんのほうから徐々に近づいていくのです。ナンシーと赤ちゃんの距離が縮まったら、赤ちゃんの手を持って、ナンシーの顔に軽くさわらせてみます。赤ちゃんがどのような反応を示すか、ボディランゲージを読み取りましょう。ナンシーにあなたの計画を事前に説明しておけば、彼女は赤ちゃんに急に近づいたりはしないでしょう。
特に祖父母には、赤ちゃんへの近づき方がいかに重要であるかをきちんと説明し、理解してもらう必要があります。こうしておけば、あなたは「甘やかしすぎよ」などと言われてお説教をされることもないでしょうし、祖父母を傷つけることもなくなるでしょう。この方法は、「見たことのないお医者さん」に赤ちゃんを近づけることにも役立ちます。 |
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