
●手指の動きがとてもじょうずになります
あおむけにすると、首を前にもち上げ、両足を高く上げ、手でつかみます。まさに自在に手足を動かします。腹ばいにすると、おなかを支点にしながら手足を活発に動かします。あおむけから腹ばいに、腹ばいからあおむけにと、思いどおりに寝返りをする赤ちゃんがいる一方で、まだ寝返りをしないおっとりタイプの赤ちゃんもいます。赤ちゃんの成長にはとても個人差があるのですね。
体全体の運動発達もさることながら、手指の発達は目覚ましいものがあります。このことは、赤ちゃんの自分をとり巻く外界を認知する力、探求する力が発達していることを示します。
片手に一つずつ、両手でおもちゃを持つことができますし、手に持つおもちゃでテーブルなどをたたきます。多少ぎこちないのですが、ガラガラなどを片方の手からもう片方の手ヘ、持ちかえることもできます。ボタンや時計など光るものに好奇心を見せますし、小さなものにもキラリと瞳を輝かせます。
相変わらず、なんでも口の中に入れる探求心はつづいています。
好奇心をかきたてられるものを見つけると、すかさず手を伸ばして握ります。おもちゃとは限りません。鉛筆だったりお母さんが読む新聞だったり(破かれますヨ)。なんでも口の中に入れて、なめたり、歯ぐきでかんだり。 |
記憶力の小さな芽生えが見えてきます。今まで赤ちゃんのそばにいたお母さんの姿が見えなくなると、周囲を見回してさがす動作をします。また、泣いてお母さんを呼び戻そうとしたりします。 |
●家族の顔がわかるように

1.このころの赤ちゃんの顔に、透けない布をかけてみてください。手ぬぐいやハンカチがいいでしょう。 |

2.赤ちゃんは片手または両手で、その布をとります。認識と手指の動作が協調するようになったことを示す、特徴的な動作です。 |
情緒や人との交流の面でもだんだん成長してきます。お母さんをはじめお父さんなどの家族にはニッコリ笑顔の愛嬌を振りまきます。ところが、知らない人が来るとじっと見つめたりして、知っている人とは明らかに違う表情を示します。お母さんが手をさし出すと、身を乗り出して抱かれようとするなど、明らかな親愛の情を示します。また、同じ赤ちゃん仲間を見つけると、見つめたり声を出したりの関心を示します。
おもちゃなど自分がほしいものをタイミングよくとれないと、泣いて怒ったりもします。持っているものをとり上げようとすると、イヤイヤの動作をするなど、自我の芽生えが見られます。
あやされたり話しかけられると、こたえるように声を上げます。生まれて6カ月でこんなに大きく成長するのですね。
●情緒発達を促す働きかけを
5〜6カ月ごろになると、赤ちゃんの笑いは明らかに社会性を伴う情緒発達を示すようになってきます。つまり、人とのかかわりの中で「この人がいてうれしい」笑いになってくるのです。
一方、お母さんその他の家族との接触が少なく、遊びや対話の少ない赤ちゃんは、まだ未熟な笑いの段階にとどまっています。
赤ちゃんが与えられる環境によって、赤ちゃんの情緒面での成長に違いが見られるわけです。その意味で、お母さんはぜひ、遊びや対話で赤ちゃんへの働きかけをしてほしいものです。
赤ちゃんはどの月齢でも、「いないいないばあ」が大好きですが、6カ月ごろになったら、布を使った「いないいないばあ」で遊びましょう。手で顔を隠すのと異なり、布に隠れて一瞬見えなくなったお母さんをさがす行動が赤ちゃんの心の発達を促します。
赤ちゃんの動きはますます活発になり、少々乱暴で大胆な体操を楽しめるようになります。高い高いなどは、赤ちゃんの視野を大きく広げます。世界がひっくり返ったり、ぐーんと高くなったり、外界への興味をかきたてられます。
さあ、お父さんの出番です。ただし、あまり興奮させないよう、適度に遊んであげてください。
パパ遊び


同じ遊びでも、大きくて力のあるお父さんの高い高いはダイナミックです。このほか、うつぶせ姿勢の赤ちゃんを持ち上げる「飛行機ブーン」や、両脇を支えひざに立たせる「ピョンピョン運動」も大好きです。 |
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さか立ち体操
赤ちゃんをあおむけに寝かせます。両足くびをしっかり持って、ゆっくりと上に引き上げます。 |
赤ちゃんの体が垂直になるまで引き上げます。それからゆっくりと、元のあおむけ姿勢に戻しましょう。 |
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