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 ベビー > 赤ちゃん(0-2才) > 1才ごろに受ける予防接種 おたふく風邪と水ぼうそう


 おたふくかぜは1才を過ぎてから1回接種します。1才代のころに感染することは少ないのですが、年をとるにつれて、かかったときに重症になっていきます。1回で十分な免疫がつきますから、2〜3才までには、受けておくといいでしよう。  水疱瘡は1才以上で1回接種します。健康な子どもは、水ぼうそうにかかっても症状が軽いことが多いのであわてる必要はありませんが、合併症の可能性がなくはありません。ママからもらった抗体が切れる1才を過ぎてから、受けるといいでしょう。

おたふくかぜ
 おたふくかぜは、ムンプスウイルスの感染で起こります。おたふくかぜの正式名は、流行性耳下腺炎。耳の下の部分やあごの下がはれて、痛みや発熱を伴います。自然感染すると、髄膜炎や髄膜脳炎などの合併症が起こったり、難聴になることもあります。

予防する病気と副反応のこと
 おたふくかぜの予防接種は、ムンプスウイルスの毒性を弱めて作った生ワクチンを接種します。接種後から、体内でワクチンが増殖し、約1カ月間で、十分な抗体ができます。1才過ぎくらいでかかった場合、おたふくかぜ自体は軽くすむことも多いのですが、合併症が起こる心配があります。髄膜炎、脳炎などが起こり、命を落とすこともまれにありますし、難聴になる可能性もあります。
 また、思春期以降に感染すると、睾丸炎や卵巣炎にかかることがあり、不妊の原因になることも。おたふくかぜは、一般に4〜5才が一番かかりやすい時期ですが、保育園や幼稚園では流行するとあっという間に広がります。入園する前に受けておいたほうがよいでしょう。通常の反応として、敏感な子には、軽くおたふくかぜにかかったような症状が出ることがあります。
 接種2〜3週間後に、発熱、耳下腺のはれ、せき、鼻水などの症状が出ることがありますが、これらは一時的なものです。まれに、2〜4週間後に無菌性髄膜炎を起こすことがありますが、症状は軽く、後遺症が残ることもありません。

●おたふくの気がかり
★1才未満の場合、保育園に通う上の子からうつされてしまう可能性が高い?
 生後6-8ヵ月までの赤ちゃんは、ママのおなかの中にいるときにママからもらった抗体を持っています。ですから、1才までの赤ちゃんの周りでおたふくかぜのウイルスが流行しても心配いりません。感染しても、症状が出ないか、出ても軽い場合が多いものです。したがって、今は特別な予防策は必要ありません。
★任意接種なので、受けようかどうか迷っています
 小さな子どもが、おたふくかぜにかかった場合、おたふくかぜ自体の症状は軽くすむことが多いのですが、髄膜炎、難聴、膵炎などの重い合併症があるので心配です。これらの合併症が起こらないようにするためにも、ワクチンを接種してかからないように、また、かかっても軽くすむようにしておいたほうが安心でしょう。
★気がつかないうちに感染している可能性は?
 2才までの子どもでは不顕性感染(ウイルスに感染しているが症状は出ていない)している場合が多く、知らないうちに抗体ができている可能性もあります。すでに抗体ができているかどうかは、おたふくかぜの抗体検査をすればわかります。抗体がしっかりできていれば接種する必要はありません。

水ぼうそう
 水ぼうそうは、水痘ウイルスの感染で起こります。潜伏期間が約2週間あり、その後、かゆみを伴う小さな赤い水ぶくれが全身にあらわれます。水ぶくれがかさぶたたになり、1〜2週間でかさぶたか取れ、完治します。発熱したり、かさぶたのあとが残ることもあります。

予防する病気と副反応のこと
 水ぼうそうの予防接種は、水痘ウイルスの毒性を弱めた生ワクチンを注射します。水ぼうそうは、健康な子どもがかかった場合には、たち打ちできる病気です。しかし、白血病や腎臓病などで免疫が低下している子どもががかかると、重症になってしまいます。そこで、このワクチンが開発されました。そのため、副反応はほとんど見られません。
 自然感染しても症状か軽いことが多いといっても、脳障害などの合併症を起こす可能性がないわけではありません。事実、水ぼうそうから合併症を起こして命を落とした人もいます。また、一度感染すると、水痘ウイルスが体の中にひそんで、将来、帯状疱疹(強い痛みを伴う水ぶくれ状の発疹が皮膚にあらわれる)を引き起こす原因にもなります。ですから、現在では、疾患のない子どもも受ける場合がほとんどです。
 接種1〜3週間後に、発熱、発疹といった症状があらわれることもありますが、一時的なもので、すぐに治ります。小さな子どもに目立った副反応が見られることは、ほとんどありません。

●水ぼうそうの気がかり
★予防接種を受けたにもかかわらず、水ぼうそうにかかってしまいました
 水ぼうそうのワクチンは接種しても、しばらくしてから(接種5〜7年後)10人に2人くらいの割合で発病することがあります。しかし、接種を受けていない人に比べ、症状ははるかに軽く、短い期間で治りますから、重い合併症などにかかる危険を防ぐことができます。
★近所で流行中。潜伏期間かもしれませんが、予防接種は受けられますか?
 すでに感染してしまったのかどうかはわかりませんが、予防接種は受けられます。もし、水ぼうそうに感染した人と接触したとしても、その3日(72時間)以内にワクチンを接種すれば、80〜90%の割合で発症を防ぐことができますし、発症したとしても、症状は軽くすみます。
★私たちの子どものころは、水ぼうそうの予防接種って
なかったと思うのですが、受けたほうがいいですか?

 一般に水ぼうそうは合併症も少なく、健康な子どもがかかった場合には軽い症状で終わることが多い病気です。しかし、なかには重い合併症を起こして死亡する症例もあり、将来的には帯状庖疹の心配もあります。また、保育園や幼稚園に通っている場合には、発症している期間中は休まなければなりません。そういったことを考慮すると、受けておいたほうが心配はないでしょう。


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