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BCGは、結核菌による感染を予防するために行われます。以前は、生後4歳未満の乳幼児を対象に、まずツベルクリン反応検査(ツベルクリン注射を接種した48時間後に、注射をした箇所の腫れ具合の大きさを判定)をして、陰性が出た場合にBCGを接種していました。平成17年4月からは、結核予防法の改正により、乳幼児期の重症結核などを早期に予防する観点から対象年齢が生後6カ月未満に引き下げられ、ツベルクリン反応検査は行わず、直接BCGを接種することになりました。
BCGは、牛型結核菌を弱めた生ワクチンを使用します。接種後から体内で病原菌がふえ始めますから、発熱や発疹などの軽い症状が出ることがあります。十分な免疫ができるまでに約1カ月が必要なので、次の予防接種は4週間あけなけれぱ受けられません。通常の反応として、接種後2〜3週間で、接種したところに赤いポツポツができて小さくうみを持ったりすることがあります。4週間くらいすると、かさぶたができて治ります。
結核菌は激減していますが、赤ちゃんの体内に入ると、重症化しやすいものです。BCGを接種すれぱ、結核性髄膜炎などは80%、肺結核も50%は予防できます。
公費(無料)で接種できる年齢は生後6カ月未満(3〜5カ月推奨)の間だけなので要注意。それ以降は任意接種(有料)となりますが、費用は市町村が負担する場合もあるので相談しましょう。BCGは集団接種の場合が多いので、体調不良などで接種を受けられなかったときは、特に気をつけて。
●予防する病気と副反応のこと
結核菌の感染で起こります。発熱としつこいせきが特徴で、重くなると血を吐いたり、呼吸ができなくなり、以前は死亡率の高い病気でした。予防接種の普及で患者数は激減しましたが、抵抗カの弱い赤ちゃんがかかると結核性髄膜炎になることもあるこわい病気です。
副反応は、まれに接種をした腕側のわきの下のリンパ節がはれることがありますが、しばらくそのまま様子を見ましょう。ただれたり、大きくはれたり、化膿して自然に破れてうみが出てくるような場合は、医師にみてもらいましよう。
| ●BCGはこんなふうに受けるよ |
1.検温と問診
まず接種のために体温を測り、予診票に記入します。医師が予診票を見ながら質問をし、赤ちゃんの体調をチェックします。問題がないようなら、医師OKのサインをします。 |
2.予診票にサインする
赤ちゃんがこの予防接種を受けることに同意するというサインを保護者がします。 |
3.接種します
上腕の外側の接種を受けるところを消毒したあと、スポイトを使って、溶解液でとかしたワクチンをたらします。次に腕にたらしたスタンプをよく伸ばし、なじませたら、スタンプを上下に2回押します。このときワクチンが体内に入るように強めにしっかり押されるので、赤ちゃんをしっかり抱いていて。スタンプには9本の針がついているので、合計18個の針の穴がついているはずです。 |
4.そのまま自然乾燥
接種後は、ワクチンが確実につくように、自然に乾燥させます。乾く前にさわったりするのはNG。また、服を着るときもつかないように注意します。 |
| ●BCGの気がかり |
★接種後2日目に37度、4日目には38.7度まで熱が上がったのは副反応?
BCGの副反応で、熱が出るということはまずありません。この場合の発熱はBCGとは関係ないと思います。BCGで起こる副反応は、接種後2〜4週間ごろ接種したところに見られる赤いポツポツやその一部が軽くうみを持ったりするもので、その後かさぶたができて治ります。また、まれに、わきの下のリンパ節がはれることがあります。 |
★アトピー性皮膚炎でステロイドを使っているのですが、BCGを受けられる?
ステロイド剤の塗り薬が処方されていても、接種するところに塗らないようにすれば問題ありません。また、接種後しばらくは、接種したところにステロイド剤を塗らないようにします。ただ、皮膚がアトピー性皮膚炎でジクジクしている場合には、菌が入る可能性があるので、そこに接種することはできません。 |
★ポツポツの数が少ないけど、大丈夫ですか?
接種後2〜4週間ごろに、赤い針穴が数カ所ついていれば、免疫は十分についています。しっかりとつくように、BCGのスタンプは針が9本あり、2カ所も押すのですが、これはかなり余裕を持ってのこと。腕に針のあとがいくつか見られるのなら、心配いりません。 |
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