|
 |

タバコを吸うことによって体内に吸収される有害物質のなかで、特に問題なのがニコチンや一酸化炭素。ニコチンは血管を収縮させる作用があるので、妊婦さんの体内の血流が悪くなります。また、一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合する性質があるので、本来、ヘモグロビンと結合して運ばれるべき酸素が体内に十分な量、運ばれない可能性が増加。そうすると妊婦さんの血液中の酸素が不足し、赤ちゃんに運ばれる酸素も不足する恐れがあります。
その結果、子宮や胎盤の血液循環が悪くなり、子宮の収縮が起こりやすくなったり、胎盤の機能が低下。流産や早産、前置胎盤や胎盤早期剥離などのトラブルの発生率が高くなります。同時に、赤ちゃんの体に必要な栄養や酸素が行き渡らなくなるために、低体重児になったり、赤ちゃんの発育を阻害し、子宮内胎児発育遅延(IUGR)の原因となる場合もあるのです。健康な赤ちゃんを産むために、一刻も早く禁煙して、万全な状態でお産に臨みたいですね。

タバコを吸うと、母体の血管が収縮し、血流が悪くなります。同時に血液中の酸素が不足し、 胎盤機能が低下。胎児への栄養や酸素が不足する恐れがあります。 |
 |
| 妊娠中ずっと喫煙していた場合、タバコを吸わなかった人に比べて低体重児の発生率は約2・5倍。早産の発生率は約3・3倍になるのです。 |
|
 |
 |
妊娠中の喫煙が問題なのは、生まれた赤ちゃんへの影響も大きいからです。場合によっては命にかかわることも。赤ちゃんが突然亡くなってしまう乳幼児突然死症候群(SIDS)は、妊娠中の喫煙により発生リスクが高まることが知られています。
また、妊娠中にタバコを吸っていた女性の子どもの追跡調査で、11才の子どもの身長と学力を比較した研究データによると、妊娠中に吸っていたタバコの本数が多いほど、身長と学力が低くなる傾向にありました。
そのほかにも落ち着きのない多動性障害(ADHD)児や言語機能の低下との関連を指摘する報告も多く、原因として胎児の脳がつくられている妊娠期間中に胎児が低酸素状態になることにより、脳の発育を妨げることが関係しているのではないかと考えられています。妊娠中に、何気なく吸っているタバコの害が赤ちゃんの一生を左右することになるかもしれないなんて、本当に怖いですね。

|
 |
| 喫煙量は、妊娠4カ月以降の1日の喫煙本数です。本数が多くなるに従い、子どもの身長や学力への影響も大きくなっています。 |
|

タバコを吸い続けると、血流が悪くなったり、女性ホルモンの分泌が減るため、肌の老化が早まります。その結果、目じりのシワが深くなる、目の下にくまが出る、肌の弾力がなくなるなどのトラブルが深刻に。赤ちゃんのことはもちろん、産後もきれいなママを目指すなら、すぐにタバコとは縁を切って。 |
|
|
 |
|