難しい呼吸をしなくても自分がラクだと感じる方法で、 お産はウンとラクになります。

お産の呼吸というと「ヒッヒッフー」のイメージがあります。母親学級で教わったり、雑誌で勉強したものの、本番できちんとできるかしら?と不安に思っている妊婦さんもいることでしょう。でも、安心してください。呼吸法の折れ線グラフを忘れてしまったり、「この時期には、この呼吸」というのができなくても、安産はできます。お産のときは、妊婦さんがラクだと感じる呼吸がいちばん。まずは、体の力を抜いて息をフーッと吐いてみて。ね、なんだか気持ちがラクになりませんか?あとは、自分のペースで呼吸を続ければいいのです。自分に合った呼吸をすることであなたの持つ産む力と赤ちゃんの持つ生まれる力が引き出されます。「フーッ、フーッ」。かわいい赤ちゃんを胸に抱けるまであともう少し。 自分流の呼吸で、安産しましょう。
アドバイス
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葛飾赤十字産院看護課係長 大森昭子さん |
お産の呼吸にはいろんな方法がありますが、いちばん簡単なのがこの深呼吸です。お産本番では、痛みの波に合わせて鼻から大きく息を吸い、口からゆっくり吐くだけのシンプルな呼吸なので、事前の練習も必要ありませんし、痛みのピークのときでも無理なくこなせるはずですよ。
陣痛が強くなってきて、ゆったりした深呼吸ではつらいと感じるようになったら、少し呼吸をアップテンポにしていきます。
子宮口が全開大になり、自然にいきみが入ってきたら、「フー、ウン」の呼吸に切りかえても。赤ちゃんの頭が出てきたら、「ハッ、ハッ、ハッ」の短促呼吸にして、体の力を抜きます。 |
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●深呼吸が基本!モデル/澄子さん(27才 妊娠7カ月)
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1鼻から吸う
まず、息を2、3秒かけて、ゆっくりと鼻から吸います。鼻から息を吸うことで、口から吸うよりも、深くてリラックスした腹式呼吸ができるのです。口から息を吸うと浅い胸式呼吸になりやすく、のどが渇いたり、のどを痛めることもあるので、気をつけて。
また、呼吸の際にはしっかりと目を開けておくこと。目を閉じたままだとパニックになりやすい傾向が。 |
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2口から吐く
鼻から大きく吸った息を、今度は2、3秒かけてゆっくり「フーッ」と吐いていきます。このとき、口をすぼめてロウソクの火を吹き消すように、長く細く息を吐くのがポイント。口を大きく開けると、長く細く息を吐き続けることができないので、気をつけて。
深くゆったりと息を吐けば、自然に次の吸う息も深くゆっくりしたものになるはずですよ。
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●赤ちゃんの頭が出たらハッハッハッ
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赤ちゃんの頭が出てきたら、いきむのをやめて「ハッハッハッ」という短促呼吸に切りかえます。この呼吸は力を抜くのが目的なので、肩の力を抜き、手を胸に置いてリラックスしましょう。
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●腹式呼吸ができているかチェック
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1
ひざを立ててあおむけに寝て、おなかに手を置きます。ひざを立てないと、腹筋に圧力がかかって苦しいので気をつけて。 |
2
スーッと鼻から息を吸ったときにおなかがふくらみ、吐いたときにおなかがへこむようなら、腹式呼吸ができています。 |
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●お産本番でもしも過呼吸になったら
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夢中になって呼吸を続けていると、頭がボーッとしてきたり、手足がしびれてくることも。そんなときにはすぐ両手で口をおおったり、ビニール袋を口に当てて自分の吐いた息を吸い直せば、しだいにおさまっていきますよ。 |
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