「おっぱいはママの体だけで作り出せるものではありません。赤ちゃんがおっぱいを吸うことによって初めて分泌されるものです」(笠井先生)というように、まさに、おっぱい育児とは「赤ちゃんとママの共同作業」。
さらにおっぱいには、ママと赤ちゃんの絆をはぐくむだけでなく、ミルクよりも赤ちゃんの胃への負担が少ない、産後ママの体型がスムーズに戻るなど、いいことがたくさんあります。人間は哺乳類なので、基本的にはおっぱいが出る体構造になっています。しかし、残念ながら現代では、だれもが何もしないでおっぱいをあげられるような体にはなっていません。
産後におっぱいを出すためには、妊娠中から知っておきたいことや、しておいたほうがいいことが出てくるのです。そして、何よりも大事なのは、「『私の赤ちゃんは、私のおっぱいで育てよう』と考えていただくこと」(川井さん)。
とはいえ、もし、産後のおっぱい育児がスムーズに行かなくても、すぐにあきらめないで! プロの手を借りるなどしてみてください。「おっぱい育児には、おっぱいと赤ちゃんの数だけのパターンがあるのです。根気よく“細く長く”おっぱい育児をつづけることが大切なのです」(川井さん)