妊娠してから、「赤ちゃんは男の子? 女の子?」「どっちがほしい?」という話題で盛り上がった経験のある妊婦さんも多いでしょう。そんな妊婦さん&夫向けに、おなかの赤ちゃんの性別はいつ・どうやって決まるのか、また、生まれてからの育ち方に違いはあるのかなど、気になることを、専門の先生にお聞きしました!
監修/産婦人科医:三枝産婦人科 副院長 升田春夫先生、
小児科医:東京都立墨東病院周産期センター新生児部長 渡辺とよ子先生、
脳神経科学者:人間総合科学大学教授 新井康允先生 撮影/近藤 誠
受精時に性別が決まり、胎児期のホルモンや生後の環境の影響を受けます
妊娠がわかると、「男の子かな? 女の子かな?」とワクワクしたのではないでしょうか? 「女の子ならかわいい洋服を着せて」とか「男の子ならスポーツをさせて」など、夢がふくらみますね。そんな赤ちゃんの性別は、いつ・どのように決まるのでしょう?
そのメカニズムについて、升田先生は「性別は、受精時にもう決まっているのです。そして、おなかの中でホルモンの影響を受け、性別による体の違いがだんだんはっきりしてきます」と、説明。性別による脳の違いについて、新井先生は「赤ちゃんの脳は、胎児のときに男性ホルモンを浴びるかどうかで性差がはっきりしてきます。だから、生まれたときにはすでに性差があるうえ、成長過程で社会的な影響を受けていきながらその差がはっきりしていくのです」とおっしゃいます。渡辺先生は誕生後の赤ちゃんについて、「体つきやおっぱいの飲み方などは、性別によって誕生直後から違いが見られます。さらに成長していくと、行動面も自然に性差によって違いが出てきますね」とのこと。
先天的な違いがあるうえ、育つ環境などの影響も大きいのですね。では、性別の決定・判定について、また、生まれてからの性差などについて見ていきましょう!
出典/『Pre-mo』2008年9月号