
妊娠2カ月(4〜7週)で、ほとんどの人が妊娠の兆候を感じます。あなたの体は着々と神秘的な変化を続けており、ホルモンの上昇によって、あなたは、ときには自分の体や心のコントロールがむずかしくなることがあるかもしれません。1カ月目で抱いたさまざまな想いを、今月も同じように感じるでしょう。喜びや不安が入り交じったような複雑な気持ちはむしろ、今月がピークかもしれません。
何でもないことでイライラ
小さなことが妙に気になってしまったり、それまで平気だった他人の癖などが許せなくなってしまったりと、普段の状態よりも神経質になってしまうようです。夫の帰りが10分遅いだけで気持ちが不安定になり、ドアのチャイムや犬の吠える声でドキドキし、上の子がひどくごねたりする日には、逃げ出してどこかに隠れてしまいたくもなるでしょう。疲れ、つわりがひどいときには家事は山のように思え、追いつめられたような気持ちになるかもしれません。あなたが気がたっているのは、負担になるような周囲のものから、自分を遠ざけましょうというシグナルでもあります。もちろん、あなたは夫や、幼い子どもと数カ月の間別居するわけにもいきませんから、そのかわりにできるだけ体をいたわり、あなたの体がつらいときには周囲も協力して静かにしてくれるような、毎日体と心がリラックスできる環境を整えることが大事です。
不安は夫と共有して
妊娠がわかったときのういういしい感情は落ち着き、やがて現実が襲ってきます。実はあなたの夫はまだ、あなたのおなかの中に赤ちゃんがいるということを実感できていないのです。彼は、あなたが2カ月前、つまり妊娠前ほどエネルギーがないということもわかっていません。あなたはセックスしたいという気持ちが起こらず、疲れているとき、つわりのとき、体の変化を感じているときに、セクシーな気分を盛り上げるのはとてもむずかしいことです。あなたの夫は不満を言うかもしれませんし、あなたがたの関係が、少しぎくしゃくするかもしれません。彼に、あなたは妊娠していて、外見上はまだ変化がなくても、感情的にいろいろな変化があるのだということを、夫に説明しましょう。
ひとりでがんばらないで
これまで、あなたは仕事も家でも、誰の力も借りずに独立したライフスタイルを築いてきました。しかし今は、あなたは誰かのサポートが必要であり、そのことを恥じる必要はないのです。思い出してください。あなたとあなたの体は、お母さんになる準備をするために働いているのです。今は、周囲に甘え、あなた自身に力を蓄えるときです。すばらしいお母さんを誕生させるための投資なのだと、夫や、あなたの両親、子ども、そして友だちには説明しましょう。
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つわりがピークに
つわりや朝のむかつきは、妊娠2カ月の終わりまでにピークを迎えるでしょう。あなたがつらくても、周囲は「これは赤ちゃんが無事に育っている証拠ですよ」と言うでしょう。しかし、24時間ずっと船酔いのようなあなたには、そんな慰めも効果がないかもしれません。
骨の芯から疲れます
先月、あなたの体は“休みたがって”いました。今月は“休まなければいけない”のです。妊娠していることによる疲労感というのは、あなたがこれまでに経験したことのないもので、多くの経験者はこれを「骨の芯から疲れた」と表現しています。これは、ふだんから忙しい女性をスローダウンさせ、自分のエネルギーを本当に必要としているところに向けるための自然のシステムなのです。このシステムに逆らおうとしてはいけません。赤ちゃんからのメッセージに耳を傾け、できるだけ休息をとることです。もし、仕事がハードならば、早めに離職、または休職することも考えなければいけませんし、子どもや夫に手がかかるようならば、食事はテイクアウトですませ、子どもに好きなビデオを見せている間にあなたはソファで昼寝をするべきです。
おっぱいの変化
あなたのおっぱいは、おなかのふくらみよりも先に、あなたに妊娠を自覚させてくれるものです。おっぱいが腫れ、少しひりひりするような感覚があるかもしれません。胸はふくらみ、初期の間にまずワンカップ大きなサイズになり、その後、妊娠が終わるまでにさらにワンサイズ大きくなります。この変化はもちろんホルモンによるもので、乳腺を刺激し、血流をよくして乳腺を育てている証拠なのです。おっぱいはひりひりし、腫れて熱を持っているような感覚があり、敏感になります。ときおり、5分くらいの間、おっぱいに差すような痛みがあったり消えたりするのを、感じることがあるかもしれません。乳輪は大きく、色が濃くなり、小さな腺によってでこぼこに見えます。静脈も浮き出て見えるようになるでしょう。
乾燥してかゆい!
乾燥してかゆみを感じるというのは、後期によく聞かれるトラブルですが、ほとんどの人が、実は2カ月のときにかゆみの兆候を感じています。かゆみを感じたら、肌から自然の脂分を奪ってしまうような刺激の強いクレンザーやせっけんを使うのはやめましょう。シャワーが肌をさらに刺激してしまう場合もありますから、シャワーを避け、お湯につかるだけというのもおすすめです。しかし長い時間つかりすぎても、かえって肌の脂分が失われてしまうことがありますから、気をつけなくてはいけません。
おしっこが近くなる
この時期、あなたのトイレをかわいらしくコーディネートしてみましょう。あなたはこれからトイレと仲よくなるからです。大きくなっていく子宮が膀胱を圧迫し、トイレに頻繁に行きたくなります。ただし、あまりにも急激にトイレの回数が増える、排尿のときに痛みがある、熱が出た、などの場合は膀胱炎のおそれがあります。これらの兆候があったら、できるだけ早く病院へ向かいましょう。
つばがたまる
妊娠前に比べて唾液の量が増え、においが強くなるかもしれません。気になる場合は、ミントガムがおすすめです。
のどがかわきやすくなる
妊娠によって血液量は40%も増えますし、羊水のためにも水分は必要です。水分は毎日しっかり摂りましょう。妊婦さんは、一日約2Lの水分を必要とします。つわりがひどい場合には、氷を口に入れたり、レタスなど水分の多い食物を食べるなどの工夫をしましょう。
便秘のはじまり
ほとんどの妊婦さんが、妊娠中は便秘に悩まされます。特に妊娠初期はホルモンの影響で便秘が起こりやすくなります。繊維質のものを多く食べ、水分を多く摂り、適度な運動をしましょう。そして、トイレをがまんしないことです。
おなかが張るような感じ
おなかにガスがたまっているような不快感があるかもしれません。これは、大きくなりはじめた子宮が、おなかの中で腸と押し合っているからです。この不快感を少しでも軽減するには、便秘を避ける、ゆっくり食べる、ガス質の食べ物(キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、豆、炭酸飲料など)や油分の多いものを避ける、少ない量を回数多く食べる、などの工夫が必要です。
胸やけがする
多くの妊婦さんが、食後、または食事中に、胸骨の下あたりに胸やけを感じます。これもホルモンによるもので、胃に負担をかけないように、あなたに注意を促しているのです。なるべく消化のよいものを少量ずつ頻繁に食べたり、肉などを食べる前には牛乳やヨーグルト、ローファットのアイスクリームなどを胃に入れておくとよいでしょう。
ウエストがきつくなる
外見的にはまだ変化がなくても、これまでの洋服のウエストが、きつく感じられるようになるかもしれません。
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