指導/遠藤勝英先生
遠藤産婦人科医院院長。慶應義塾大学医学部卒業。同大学産婦人科医局、大田原赤十字病院、平塚市民病院、慶應義塾大学病院、荻窪病院、ジョンス・ホプキンス大学産婦人科、聖母病院をへて、現職に。専門は不妊と周産期、超音波。小6と小2のお子さんはご自身でとりあげた、やさしいパパ先生です。
手をギュッと握りしめ、顔をこちらに向けておねんね。なんだか寝息まで聞こえてきそう。
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生まれる準備完了。
4頭身のふっくらした体つきです
この時期の赤ちゃんは4頭身。体全体に皮下脂肪がついて赤ちゃんらしいふっくらした体つきになり、20〜30分周期で寝たり起きたりを繰り返しています。一般的に頭を下にした正常位で骨盤内に固定されるため、胎動は減少。体中をおおっていた胎脂ははがれ、産毛もなくなるためきれいなバラ色の皮膚をしています。内臓や筋肉、神経系統も十分に発達し、生まれたらすぐに呼吸や体温調整をしたり、おっぱいを飲めるような準備が整っています。
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頻繁におなかが張るなど、
お産への準備着々!
赤ちゃんが骨盤内に下がってくるので胃の圧迫感がとれ、動悸や息切れも軽くなります。でも、その分、膀胱や直腸への圧迫が強くなるので、頻尿や便秘になりがちです。
このころおりものが増えるのは、子宮口をやわらかくして開きやすくするためです。頻繁におなかが張るようになってお産の準備が進んでいきます。
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<赤ちゃんの工夫>
狭い産道を通れるよう 頭の骨を縮めます
生まれたての赤ちゃんはとんがった頭をしています。これは、頭蓋骨のすき間を縮めて狭い産道を通ってきたため。赤ちゃんには頭のてっぺんあたりに「大泉門」というすきまがあり、そのすきまに頭蓋骨を重ねるようにして頭のサイズを小さくし、生まれてくるのです。
赤ちゃんの肌の胎脂が お産の潤滑油に
妊娠6カ月ごろから胎児ちゃんの皮膚にはバター状の胎脂がつきはじめます。この胎脂は産後すぐの赤ちゃんの皮膚を保護する役目がありますが、お産のときにはきゅうくつな産道をスムーズに通れるように、羊水とともに潤滑油の役割を果たしてくれるのです。
<ママの工夫>
軟骨の結合がゆるんで 骨盤が広がります
この時期になると、赤ちゃんの頭が骨盤内に下がります。赤ちゃんの頭が通りやすいよう、特に恥骨の左右の結合部がゆるむ仕組みになっているので、痛みを感じることもあります。
子宮頸管もやわらかくなり、 通りやすさUP
子宮口はコラーゲン繊維でできていて、出産の日が近くなるとホルモンの影響で水分を含み、しだいにやわらかくなってきます。最初は小鼻くらいのかたさだった子宮口は、最終的にはマシュマロのようにふわふわになって、赤ちゃんが通りやすいようになるのです。
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