「満月の夜にお産が多い」って、ほんとう?

分娩室や助産院には、月の満ち欠けカレンダーがあります。「満月の夜に、お産が始まりやすい」と言われた先輩ママたちもたくさんいます。ほんとうに、お月様とお産は関係があるのでしょうか。あなたの体の中に眠っている、神秘的な力を呼び覚ましてくれるかもしれない月。今夜、いっしょに眺めてみませんか?

産科のドクターと助産師さんのふたりから、「満月の日にはお産が多くて大変」という実感を聞いてみました。はたして、ほんとうに満月だとお産は多いのでしょうか?

竹内先生のおはなし

夜間のオンコール(呼び出し)で、自転車をこいで産院に向かうとき、ふと見上げると満月…ということ、なぜか多いです

多くのお産を見てきた産婦人科医、竹内正人先生も、やはり月の満ち欠けとお産は深いつながりを持っていると考えているそうです。「今日は進行中の分娩もないから、と自宅で待機していても、当然ですが、夜中に急に呼ばれることがあります。そんなとき僕は自転車で病院まで向かいますが、なぜか満月のことが多いんですよ。どうしてこんなにたてこんでいるのかなぁと思って見上げると、満月なんですよ」と竹内先生。

「産婦人科ドクターの仲間うちでも、満月の前後はお産が多かったり、入院中の妊婦さんのおなかが張りやすかったりするという話題はときどき出ます。お産にまで至らなくても、入院する人が多かったり、張り止めの薬がたくさん必要になったり」ただし、満月のときにお産が多いことを単なる出産日の予想としてとらえないでほしい、とも竹内先生は話してくれました。

「満月だから、お産がくるかも……、とただ予想するだけでは少々もったいない。月の満ち欠けをはじめ、自然界のリズムの中に自分が存在していることを体感しながら妊娠生活を送っていると、もしかしたら満月や新月が、お産のきっかけになるんじゃないかな、と僕は思っています」

助産師加瀬さんのおはなし

月の満ち欠けカレンダーに、お産があった数をつけてみると、やっぱり満月のときに集中していることが、わかります

助産師さんの間でも、月の満ち欠けとお産は、大きく関係しているという考えが浸透しているそう。「私が勤めている産院には“月の満ち欠け”と“潮の満ち引き”が一目でわかるカレンダーがはってあり、その日のお産の数が記録してあります。それを見ると、やっぱり満月、新月の前後はお産の数も明らかに多いですね。だから、満月や新月が近くなると、なんとなく『今日はいつにも増して頑張るぞ!』と思いながら、勤務に入ります」と加瀬さん。

また、出産に限らず、女性の体内は月の満ち欠けを感じるリズムを持っているそう。「そもそも、人間の体の約80%は水分でできているので、月の満ち欠けや、潮の満ち引きといった地球の引力や、自然界のリズムの影響を受けるのは当然のことです。妊婦さんは羊水というたくさんの“水”をを体の中に持っているので、さらに影響を受けやすいのかもしれませんね」

また、こんな実感もあるそう。「自然のリズムをじょうずに受け入れている妊婦さんは、お産のときもリラックスしやすいように感じます」月の満ち欠けがお産や月経などに影響すると考えられるのは、女性ならでは。お産の一瞬ではなく、妊娠中から生活の中で月のリズムを感じることを心がけるといいようです。

竹内正人先生
葛飾赤十字産院産科部長として周産期医療、母子保健に力を注ぐ。退職後、2006年東峯ラウンジクリニック、東峯ヒューマナイズドセンターを開設。メンタルケアを重視した優しい医療がモットー。http://www.takeuchimasato.com/妊娠中のママとパパへ、応援メッセージが届く無料モバイルサイト「そのママ」メルマガもチェック!http://www.takeuchimasato.com/mlmg.html
加瀬香奈恵さん
葛飾赤十字産院分娩室係長。助産師として、日赤医療センターでの勤務をへて、5年前より現職。妊娠中のからだのバランスをととのえる食生活の指導に関しても熱心。

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