|

このころの赤ちゃんの成長には目ざましいものがある。
どんなふうに大きくなっていくのか、ちょっとでも目を離すのはもったいない!
0カ月〜2カ月
新しい世界に慣れるため、赤ちゃんの体は日に日に変化する
胎内の生活から離れたばかりの赤ちゃんには、特有の現象がいくつも見られる。たとえば、体重は生後すぐに一時的に減るし、皮膚はポロポロむける。でも、びっくりする必要はないのだ。生後10日もすれば体重は増え始めるし、皮膚のポロポロも治る。体重が元に戻ったあとは、1日30g前後増えていくのが普通。生後1カ月ごろには、誕生時より1kgぐらい増えているはず。裸にすると元気に足を動かすが、動きはバラバラ。大脳や神経系が未発達なので、まだ体の動きをコントロールできないのだ。でも、このバラバラぐあいが逆に親心をくすぐるんだなぁ。 |
 |
 |
このころの赤ちゃんには特有の現象が見られる。たとえばこの「把握反射」。手を開いているときに何か手のひらにふれるものがあると、ギュッと握りしめる。大脳が未発達なうちは、こうした原始的な反射がいくつも見られる。 |
| 唇の近くにふれたものは、何でも吸おうとする「吸てつ反射」も原始反射のひとつ。原始反射は新生児だけに見られ、その後は発達とともに見られなくなってしまう。意思による動きではないので「反射」と呼ばれている。 |
 |
2カ月〜4カ月
体つきはふっくら。手足の動きも活発になり、笑顔も見せてくれる
体つきがふっくらとしてきて、かわいらしさが増してくる。育児もだんだん楽しくなってくるとき。体重は1カ月あたり700〜800gぐらいの増加が平均。手足の動きも活発になり、いつの間にか布団をはね飛ばしていたりするが、これも元気の証拠だ。
また、このころになると視覚が発達して、笑顔が出てくる。聴覚も同様に発達し、泣いているときに母親が話しかけると泣きやんだり、音のするおもちゃなどに興味を持ち始める。
だが、なんといっても親にとっていちばんの楽しみは、喃語(なんご)が出てくること。きげんのいいときは、あやすと「アー」「ウー」と声を出しながら笑ってくれる。もうとろけちゃいそうにかわいいんだから。 |
 |
 |
最初のうちは笑顔を見せてくれてもなんだかぎこちない感じがするもの。だが、生後2カ月も後半になると、だんだん自然に、にっこり笑えるようになる。 |
| まだ首がすわっていないから、引き起こしても首はついてこない。だっこするときはしっかり首を支えよう。それでも抱いた感じは、以前よりしっかりしている。 |
 |
 |
指しゃぶりは自分の手を動かせるということの発見。これは発達のたいせつな過程のひとつだ。 |
| 目の前で赤、青、黄といった原色のおもちゃなどを振ってみると、それをじっと見つめたり、ゆっくりと目で追ったりする。 |
 |
4カ月〜6カ月
首がすわって視野がぐんと広がる。
大人とのコミュニケーションも盛んに
この時期までの赤ちゃんは、一生のうちで最も著しい成長ぶりを見せてくれる。少しでも目を離すのがもったいないくらいだ。体重はほとんどの子が生まれたときの2倍ぐらいになっている。しかし、4カ月をすぎるころには、もう以前ほどは体重は増えない。体型は頭でっかちからだんだん全体的に丸くなって、ますます赤ちゃんらしいかわいらしさがあふれてくる。
発達でいちばんのポイントは「首すわりが完成」すること。だっこしてももう首がグラグラしないからひと安心だ。首がすわれば、その分視野も広がり、周囲への興味も出てくる。そして興味を持った物には手を伸ばすようになる。目の前におもちゃを出してあげると、それをつかむようなしぐさをする。最初はじょうずにつかめないが、4カ月半ばごろになれば、握りの細いガラガラなどは手を出してつかみ、自分で遊ぶこともできるようになる。これは、つまり大脳や中枢神経系が発達したということの証明だ。
心の発達という面でも著しい。あやすと声を出して笑ったり、思うようにならないときは、顔を真っ赤にして怒ったりもする。また、泣いていても母親が近くに来れば泣きやんだり、だんだん大人の存在を意識するようにもなる。もしふだん父親としての接触が少ないと、抱き上げても泣かれちゃうかも。少しでもわが子とのふれ合いを持っておこう。 |
 |
 |
おもちゃを差し出すと、自分でもって、なにやらグニョグニョ動かし始める。持ちやすいおもちゃなら、そのまましばらく遊んでいる。 |
| 首すわりが完成。あおむけの状態から手を持って引き起こすと、首ががくんと折れ曲がることなくついてくる。もうだっこするときもこわがらなくてだいじょうぶ。 |
 |
6カ月
支えられればおすわりもできる。パパ、ママに遊んでもらうのも大好き
このころになると、太る子、太らない子といった、体格の個人差が目立つようになってくる。性格面でもよく笑ってよく寝る子、デリケートな泣き虫な子など、個性があらわれてくる。寝返りができる子、ほんの少しならおすわりができる子もいる。しかし、これらの発達にはできる時期にかなり幅があるので、このころできないからといって心配することはない。
また、赤ちゃんは両親と他人の区別がはっきりつき始め、キミたちへの要求が強くなる。赤ちゃんに振り回されていると感じることも少なくないだろうが、こちらのイライラははっきり子どもに伝わるから注意しよう。とはいえ、いないいないばあなどで遊んであげると、全身で喜びをあらわしてくれる。これがかわいくてたまらないんのだ。親をこんな気持ちにさせてくれるんだから、赤ちゃんの要求にはできるだけ応えてあげたいよね。 |
 |
 |
ガラガラなどを握るのもすっかりじょうずになる。目の前に差し出すと、自分で手を伸ばしてきてキャッチ。こうしたやりとりは社会性の始まりでもある。 |
| 顔にハンカチなどをかぶせると、5カ月なら両手で、6カ月頃になると片手でもなんなく払いのけることができるようになっている。 |
 |
|
 |
|
|
 |
|
|
 |
|