妊娠・出産で見方が変わる 映画&本
赤ちゃんが生まれてしばらくは、映画や本を楽しむ時間をつくるのは難しいもの。今のうちにゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょう。妊娠を機に感じ方が変わり、以前に観た映画や興味のなかった本が新鮮に感じられることも!
妊娠・出産で見方が変わる映画
■妊娠中の今、感動もひとしお【 愛する人 】

▲愛する人
出演:ナオミ・ワッツ、アネット・ベニング
女性を鋭い視点で描いたオムニバス映画「彼女を見ればわかること」のロドリコ・ガルシア監督が、妊娠・出産をテーマに挑んだ作品。
14歳で妊娠し、子どもを養子に出した過去を持つカレンと、弁護士として成功しながらも、望まれずに生まれた出生を引きずり人を愛することができないエリザベス。37年間、顔も知らずに生きてきた母娘が、ある転機からお互いを探そうと決意する。
心に癒えない傷を抱えた二人は不器用で時に痛々しく、ハッピーなだけのストーリーではないけれど、だからこそ、命を宿し育むことの尊さについて考えさせられるはず。
妊娠・出産というテーマに共感できるのは、なんといっても今。妊娠中に深く堪能したい1本です。
■時代を超えてつながる女性たち 【 FLOWERS-フラワーズ- 】

▲FLOWERS-フラワーズ-
出演:蒼井優、鈴木京香、竹内結子、田中麗奈、仲間由紀恵、広末涼子
資生堂「TUBAKI」のCMで共演した豪華な女優陣が、昭和初期、昭和30年代、平成の3世代にわたる女性を演じ話題に。
親の決めた結婚相手から、白無垢姿で逃げ出した女性。男性に負けじと仕事を頑張りながら、プロポーズに揺れる女性。妊娠に悩みながらも、シングルマザーとなることを選ぶ女性。時代を超えて、彼女たちをつなぐ絆…。
美しく映像化された昭和は、まるでお母さんのアルバムをめくるよう。観た後で、お母さんに「ありがとう」を伝えたくなります。妊娠・出産を機に、自分や彼の両親と接する機会が増えることも多いもの。世代のギャップを感じたときに観るのもいいかもしれません。
■娘と母、どっちが主役? 【 マンマ・ミーア! 】

▲マンマ・ミーア!
出演:メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、 コリン・ファース
日本では劇団四季のミュージカルでも知られる名作の映画版。
父親を知らずに育った20歳の娘ソフィは、結婚を目前に控え「パパとヴァージンロードを歩きたい」と、内緒で母ドナの昔の恋人たちを結婚式に招待してしまう。
元・恋人たちを前になかなか素直になれないドナとパパを見つけ出したい一心のソフィ。いったい、ドナが愛しているのは誰なのか!?
メリル・ストリープ演じるドナが、女友達に励まされながら次第にときめきを取り戻していく姿がコミカルに描かれ、母になっても、年齢を重ねても、女性として輝くことの素晴らしさを教えてくれます。
ABBAのノリのいい名曲に彩られ、明るい気分になれる映画。
■子どもは愛すべき存在、だけじゃない 【 I am Sam : アイ・アム・サム 】

▲I am Sam : アイ・アム・サム
出演:ショーン・ペン、ミシェル・ファイファー、ダコタ・ファニング
知的障害を持つサム(ショーン・ペン)は、コーヒーショップで働きながら娘のルーシーと2人で暮らしていたが、7歳になったルーシーが父の知能を追い越してしまったため、ソーシャル・ワーカーが2人を引き離そうとして…。
2002 年の日本公開時に娘役のダコタ・ファ二ングの名演が話題になったことを記憶している人も多いのでは。ビートルズの音楽に乗せて進むストーリーは、万人向けの感動作。だが、妊娠中に新鮮に感じるのは、ダコタ・ファ二ング演じるルーシーが知的障害を持つ父を深く愛し、必要としていること。
子どもを産み、育て、そして愛することをプレッシャーに感じたり、不安に思った時、大切なことに気づかせてくれる映画です。
事故で母親を亡くした4歳の女の子が、一心に再会を願い続ける映画「ポネット」も、涙なしには見られない名作。