35歳以上でベビーを産む高齢出産ママの気がかり解決BOOK
年々、増えている35歳からの出産。
しかし35歳からの出産は“高齢出産”といわれ、ママも不安になりがちに…。
そこで葛飾赤十字産院 鈴木俊治先生に、高齢出産の注意点・心構えをうかがいました。
高齢出産ママたちの体験談&アドバイスも紹介します。
Dr.教えて!高齢出産のリスク コレってホントですか?
Q.流産しやすいってホント?
A.35歳以上の自然流産率は約2割。やや高めです。
35歳以上の自然流産率は約2割。35歳以下の自然流産率と比較するとやや高めです。
自然流産の原因の1つは、卵胞(卵子のもと)の老化による染色体異常ですが、残念ながら確実な予防法や治療法はありません。
Q.染色体異常の確率が高いってホント?
A.染色体異常の確率は、ママの年齢とともに上がります。
生まれてくる赤ちゃんにダウン症などの染色体異常がある確率は、
●25歳で1,200人に1人
●35歳で300人に1人
●40歳で100人に1人
というようにママの年齢とともに上がります。
胎児に染色体異常があるかどうかは、出生前検査(“しゅっせいぜんけんさ”または“しゅっしょうぜんけんさ”)で調べることができます。
Q.妊娠高血圧症候群などのトラブルが起きやすいってホント?
A.特に初めての妊娠では、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病の可能性が高まります。
35歳以上で初産の場合(=高齢初産)、妊娠高血圧症候群になる割合は、20代の妊婦さんの約2倍といわれています。加齢による高血圧や血管が硬くなることが主な原因で、肥満や生活習慣なども関連します。
妊娠高血圧症候群は重症化すると、胎児の発育遅延や早産、常位胎盤早期剥離を起こすなど、母子ともに危険な状態になります。また高齢初産の場合は、赤ちゃんの発育に影響する妊娠糖尿病になったり、分娩時の出血量が多くなるなどリスクも高いといわれています。
こうしたトラブルを早期発見するためには、妊婦健診を定期的に受けて、しっかりと保健指導を受けることが大切です。
Q.難産になりやすいってホント?
A.個人差があり、一概には言えません。
年齢が高くなると、骨盤底筋などの筋肉が硬くなり、お産がスムーズに進まないケースもあるといわれていますが、実際には個人差のほうが大きいとされています。
また日頃からリラックスした生活を心がけている方は、高齢出産でも比較的安産が多いようです。
取材協力
葛飾赤十字産院(東京都葛飾区)
産婦人科・小児科を併設し、安全・快適な医療を目指す。産婦人科外来のほかに“自分らしいお産”をサポートする助産師外来やマタニティヨガ、マタニティビクス、双子妊娠のためのツインクラスなどを設け、妊婦さんの多様なニーズに対応する
〒124-0012
東京都葛飾区立石5-11-12
TEL:03-3693-5211