お腹の赤ちゃんと一体感UP!胎動についてもっと知ろう
胎動は、お腹にいる赤ちゃんからの“元気だよ♪”というサインです。胎動を感じることで、ママの中には「親になる実感が湧いた!」と言う方も少なくないでしょう。しかし動かない! 活発過ぎる! と心配する声も…。産婦人科医・竹内久美先生に、気になる胎動について教えていただきました。ママたちの胎動体験談も紹介します。
胎動とは?
胎動とは、お腹の中の赤ちゃんが動くこと。早い人では妊娠17週頃から。遅くても妊娠22週頃には胎動があり、感じ方は「モゾモゾ」「ニョロニョロ」など人それぞれです。なかには腸が動いていると勘違いするママもいます。
妊娠初期は、赤ちゃんは全身で動きます。しかし妊娠中期以降になると、腕や足だけを動かしたり、大きく回転するなど、赤ちゃんは出産近くまで動き続けます。
胎動を感じる瞬間は個人差がありますが、夜、布団に入ったり、お風呂に浸かっているときなど、比較的静かに過ごしているときが多いようです。
また痩せているママは脂肪が少ない分、赤ちゃんの動きがわかりやすい傾向があります。
こんなときは大丈夫?胎動の気がかりQ&A
Q.妊娠6ヵ月。ここ数日間、胎動を感じません。
体調に変化はないのですが大丈夫?
A.赤ちゃんがまだ小さいため、感じない日もあります
妊娠6ヵ月では、その日の赤ちゃんの位置によっては感じにくいことがあります。またママが動いていると、胎動があってもわからないこともあります。
とくに変わった様子がなければ大丈夫だと思いますが、胎動がない日が続くときは、念のため受診したほうが安心です。
Q.結婚式で、少しだけビールを飲んだらすごい胎動が! 赤ちゃんが苦しんでいるの?
A.苦しい訳ではありません。ただし飲酒は、たしなむ程度に!
赤ちゃんが活発に動いたのは、苦しいからではありません。ママがビールを飲んだことでリラックスしたり、気分が高揚したのが原因ではないでしょうか。もしかしたら賑やかな結婚式の雰囲気に反応したのかも知れませんね。
心配はいりませんが、妊娠中の飲酒はほどほどに。飲み過ぎはもちろん、少量でも毎日のようにお酒を飲むのは絶対にやめましょう。
Q.妊娠9ヵ月なのに、周りの人よりも胎動を感じません。元気がない証拠?
A.胎動は個人差があるもの。心配しないで大丈夫
胎動の感じ方は、人それぞれです。
定期的に妊婦健診を受けていて、医師から「問題なし」と言われているならば大丈夫。
お腹の中では、比較的動かなかったのに、産まれたら親がビックリするぐらい活発!という子は少なくありません。
Q.痛いぐらい蹴られて、夜、眠れません
A.元気な証拠!”とポジティブに考え、しばらくガマンを
残念ながら、胎動を静めるなどの対策はありません。また赤ちゃんに蹴られたからと言って、母胎にトラブルが起きる心配もないです。
そのため“激しく動くのは、赤ちゃんが元気な証拠!”と前向きに考えてください。あまり動くときは「どうしたの?」「ちょっと動き過ぎよ〜」と、お腹の中の赤ちゃんに話しかけて、コミュニケーションを楽しんではどうでしょう?
もし寝不足の場合は、パパに協力してもらい、朝はゆっくり寝ていたり、昼寝でカバーしてください。
Q.胎動が激しいと、さかごになりやすい?
A.さかごになる可能性はありますが、考え過ぎはNG!
赤ちゃんがダイナミックに動くと、さかごになることもあります。
しかし胎動が激しいからと言って、みんながさかごになる訳ではありません。赤ちゃんの動きは、右を向いたり、左を向いたり、足で蹴ったり、手を伸ばしたり…と、じつにさまざまです。
万一さかごになっても、妊娠35週頃までは赤ちゃんは頻繁に動くため、自然と直る可能性が高いです。
いくらママが気を揉んでも、お腹の赤ちゃんの動きをセーブすることはできません。そのため赤ちゃんの動き1つ1つに過敏になるよりも、「ずいぶん動くね!」と大らかに構えていたほうが胎教にはずっと良いと思います。
こんなときは要注意!
胎動を感じると、お腹が張ったり、お腹がきゅっと硬くなることがあります。しかし、すぐに治まれば心配いりません。ただし1.お腹が頻繁に張る、2.張りが長時間続く、3.出血があるときは、急いで受診しましょう。また胎動を感じない日が続くときも、念のため病院へ。
PROFILE
監修/成和会 産科婦人科 山口病院(千葉県船橋市) 竹内久美先生
埼玉医科大学卒業。日本医科大学附属病院産婦人科、都立母子保健院、まつしま病院を経て現職。中学生のママでもあります。