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妊娠中、特に気をつけたい!マタニティの食中毒防止テク
妊娠中の食中毒は、胎盤を通じて胎児に感染する怖れがあるため、いつも以上に気をつける必要が!食中毒を予防するためのポイントを分かりやすく教えます。

2008年、フランスの研究チームが動物実験により、リステリア菌という病原菌が、妊娠中に母子感染するメカニズムを解き明かしました。
この菌は、食べ物にひそんで感染していきます。低温に強く、塩分を使っている食品でも繁殖します。
リステリア菌に感染すると、一見インフルエンザにかかったような症状が現れ始めます。感染のおそれがあるのは、ナチュラルチーズなど、殺菌していない乳製品、洗っていない野菜、菌がついた肉類などです。体内に入り込んで神経を冒せば、髄膜炎などの症状を起こすこともあります。
厚生労働省パンフレット 「食べ物について知っておいてほしいこと」 (PDF)
特に妊娠中は、胎盤を通じて胎児に感染する怖れがあります。感染すると、流産や死産の遠因となることがあり、注意が必要です。
今のところ、日本では食品が原因のリステリア症は起きていないとされています。けれども、用心するに越したことはありません。生ハムやソーセージ、ナチュラルチーズなどは加熱して食することが少ないので、妊婦さんはできるだけ控えたほうがいいかもしれません。
日本で暮らしていて、油断してしまいがちなのは、さつま揚げやかまぼこなどの練り物。こういったものも、妊娠中はなるべく加熱して食べるようにしてくださいね。
私たちはふだん、意外と食の衛生に無頓着です。買い物帰りに立ち話してしまったり、食べ物をすぐに冷蔵庫にしまわなかったり、消費期限ぎりぎりのものを食べてしまったり……。ちょっと古いものを食べて、おなかが緩くなった、ということもあるでしょう。
でも、病原菌の種類によっても毒性は違いますし、自分自身の体調次第でも症状の出方は変化します。
数年前から知られるようになったO-157のような、腸管出血性大腸菌や、冒頭で説明したリステリア菌も、命にかかわる深刻な食中毒症状を引き起こします。
妊娠中は、おなかに新しい命が宿っている大事な時期です。脱水症状は母子ともに危険になりますし、下痢で腸の蠕動運動が激しくなると、そこから子宮収縮が誘発されて流産や早産を引き起こすおそれもあるのです。
大人だから少しくらいのことは大丈夫、と過信せず、基本に忠実に、衛生的な食生活を送りましょう!
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