会陰切開って何?しなくちゃいけないの?
お産のときの話を聞いたり、本で読んだりすると、「会陰切開」という言葉にでくわすことがあると思います。
初めてのお産を控えた人は、「切開」というのがなんとなく怖いと感じるかも。
どんな処置なのか、ここでご紹介しましょう。
いつ、どこをどう「切開」するのか
会陰というのは、ご存じのように、外陰部の肛門側を指します。
赤ちゃんが生まれるとき、産道を通って出口まで来ると腟口はめいっぱい開きますが、それでもかなりの大きさのものが通るわけですから負担がかかります。
よく、鼻からメロン、なんて形容される状態だからですね。
そこで、皮膚や組織に負担をかけず、赤ちゃんがスムーズに出られるよう、あらかじめ会陰部を少しだけ切る。これを「会陰切開」といいます。
タイミングは、赤ちゃんの頭が見えてくるころ。医学的な言い方をすると「分娩第二期の、腟口全開大」のころです。
切る場所は主に二通りで、肛門側に垂直に切開する「正中切開」と、時計の短針にたとえて7時か5時の方向に切開する「中側切開」があります。一般的には中側のほうが多いようです。
通常、手術用のハサミを使い、状態に応じて、局所麻酔を注射して行ないます。ただ、切迫している状況では、麻酔をかけないこともあります。痛みは多少はありますが、お産の痛みで気づかなかったという人が多いのです。
切らないといけない、というとき
どうしても、ということはありません。会陰切開をするかしないかは、専門家の間でも意見の分かれるところなのです。
会陰切開がどうしても必要になるのは、




切ることの最大のメリットは、やはり赤ちゃんがスムーズに出られるということ。したがって、お産自体も若干早くすみますから、お母さんの体もちょっとラク、ということになります。
実際には、上記の3番目の理由……つまり、自然にできる裂傷を避けるため、ということで行なわれることが多く、お産の7〜8割で実施されているそうです。