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みんな可能性があるから、万一に備えて知っておこう!帝王切開キホン講座
帝王切開は、誰でも可能性がある出産方法です。
帝王切開で出産したママ93人中、約半数(47人)が緊急帝王切開でした。(ピジョンインフォ調べ)
いざというとき慌てないためにも、手術の基本的な流れや入院生活&赤ちゃんのお世話など基礎知識を知っておこう!
帝王切開には、さまざまな原因により経膣分娩が難しいため、予定日を決めて手術する「予定帝王切開」と、急なトラブルに対応するための「緊急帝王切開」があります。
予定帝王切開になりやすい主なケースは
●さかご
●双子、三つ子などの多胎妊娠
●本来は子宮底部分にできる胎盤が、子宮の出口をふさぐような位置にある前置胎盤もしくは一部の低置胎盤
●赤ちゃんの頭が大き過ぎて産道がスムーズに通れない児頭骨盤不均衡
●子宮筋腫などの分娩障害
●重症の妊娠高血圧症候群‐‐などです。
緊急帝王切開になりやすい主なケースは
●胎児の心音に異常が見られる
●出産前に胎盤がはがれて、赤ちゃんに酸素が行かなくなる常位胎盤早期剥離
●子宮口が開かなかったり、赤ちゃんが下りてこないため、お産が過度に長引く・止まってしまう
●分娩中に、母体の血圧が急激に上昇する‐‐などです。
また予定帝王切開でも、手術前に陣痛や破水が起こった場合は、緊急帝王切開に切り替わることもあります。
予定帝王切開の場合、手術は正期産(37週)に入ってから行うのが理想です。しかし母体や赤ちゃんの状況によっては早まることもあります。手術の日程は、できるだけ陣痛や破水が起こる前に行うように、分娩予定日より2週間くらい早く設定します。
施設によって多少異なりますが、予定帝王切開のときは、手術前日に入院することが多いです。そして母体やお腹の赤ちゃんの最終チェックを行い、手術の8〜12 時間ぐらい前から絶飲食として、胃をできるだけ空にして手術に備えます。
また医師から手術や麻酔について、家族とともに説明を受け、家族が同意書にサインするのは予定・緊急とも同じです。
手術室に入る前から血管を確保するため点滴を開始します。また血圧測定などのほか、術後の血栓症を防ぐために弾力性ストッキングを装着します。
帝王切開では、意識はそのままで下半身だけ麻酔をかける局所麻酔(腰椎麻酔、硬膜外麻酔)が一般的です。ただし緊急を要する場合は、麻酔が早く効く全身麻酔になることもあります。
麻酔がかかったことを確認後、手術開始。お腹を10〜15cmほど切開します。皮膚切開の仕方は縦と横がありますが、母子の状態を考えてどちらがいいか決定します。
縦切開初めての帝王切開でも、赤ちゃんが危険であるなど緊急性が高い場合は、赤ちゃんを早く取り出せる縦切開を選択せざるを得ない場合が多いです。また胎盤の位置、妊娠高血圧症候群や子宮筋腫などの合併症の様子によっては、縦切開を勧められることもあります。
横切開一刻を争わないときは、傷が目立ちにくい横切開が選択されることもあります。
初めての帝王切開の手術で、実際にお腹を切開してから、赤ちゃんが生まれるまでは2〜5分ぐらいが一般的です。
局所麻酔でママの意識があるときは、産声も聞けますし、生まれてすぐ赤ちゃんの顔が見られます。手術が終わると、赤ちゃんは先に手術室を出て、体重や身長などの計測をします。
子宮壁の胎盤をはがして卵膜を取り除いた後、子宮壁、腹膜などを縫合します。手術は約30分〜1時間で終了。ママは病室に移動します。
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